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せんせー、【点数】が上がりません!

こんにちは、KAIRIN予備校の石田です。

前々回のブログで

「偏差値が上がらない」ということについて

「周りの人と同じように学力が上がっている」

と書きましたが、

同じ内容を合格必勝パックの会員の方へ

メルマガで配信したら、

「うちの子は、塾で毎日がんばっているのに、

偏差値どころか、点数も上がらないんです。

偏差値が上がらないのは納得いきましたが、

点数が上がらないというのは納得いきません。」

というご相談が寄せられました。


たしかに、

毎日毎日がんばって勉強しているわけですから、

知識が増える→できる問題が増える

→点数が上がる

ということが期待されて当然です。

実際、私の教室でも、

夏休みからすごくがんばっているのに、

いっこうに点数に反映されない・・・・

定期テストの点数はそこそこ上がるのですが、

実力テスト(模擬テスト:範囲が広いもの)については、

点数がわずかに10点前後しか上がっていない・・・

という生徒(高3生)がいます。


確かに、がんばっている本人、その姿を見ている親御さんも

不安になりますよね。

「せっかく塾に通わせているのに・・・・

 塾の先生は、何をやっているの?」

と、思わず塾に不満を言いたくなってしまうのもわかります。


ここで、模擬テスト・実力テストの仕組みについて

説明させていただきますが、

たとえば、栃木県最大の模擬テスト「下野模試」

受験者数は10000人~15000人です。

(6月→8月→10月→・・・と、受験者が増えていきます)


その平均点(5教科)を調べると

毎回250点~270点の間を行ったり来たり・・・です。

平均点がなかなか上がらないのは、

受験生の学力がなかなか上がらないからか・・・?

そうではありません。

模擬テストというのは、

問題作成者が、ものすごい時間をかけて

しっかりとその時点における正確な学力を判断できるように、

問題を作っています。

受験生のレベルが上がっているのであれば、

当然それにあわせて問題のレベルも上げてきますので、

平均点はいつもだいたい同じくらいになるのです。

(もちろん、そうなるように苦労して作っているのです。)

高3生が受ける「全統模試」「進研模試」などの全国模試もそうです。

回を重ねるごとに問題の難易度は上がってきます。

しかし、平均点はさほど変わらない・・・・。

これは、受験生のレベル自体が上がっているからです。


従って、

「模擬テストの点数がなかなか上がらない・・・」

というのも、実際は、

周りの受験生と同じように学力が上がってきている、

と思われてよいと思います。


もちろん、点数を上げるには、周りの受験生よりも

学力を伸ばさなければいけないということは

前回の【偏差値】同様に、言うまでもありません。


もうひとつ、経験として言えるのは、

学力(点数・偏差値)は、

時間とともに同じ割合で徐々に上がってくる子もいますが、

ある時期を境に、一気に、急激に上がることが多々あります。

つまり、1次関数(直線)ではなくて、

2次関数(放物線)です。


これにはちゃんと理由があります。

点数がある一定以上伸びない原因は、

「基本問題は解けるが応用問題が解けない」

からです。

また、模擬テスト・実力テストでも、

時期が入試に近づくにつれて、

基本問題よりも応用問題の割合が増えてきますので、

なかなか点数が上がらない原因となっています。


これまで何度も書いてきましたが、

「応用力とは、脳の中にある部品を組み立てる能力」

です。

「脳の中に部品(=基礎基本)がなかったり、

手の届かない奥の奥の方にしまい込まれていては、

どんなに時間をかけてがんばっても、

組み立て作業は完成しません。」


10個の部品が必要な応用問題を解くには、

当然、部品が10個必要なのです。

がんばって部品を9個までそろえても、

残りの1個がなければ完成しないのです。


宇都宮校の今年の生徒の話ですが、


英語の長文が全く読めない高3生がいました。

夏休みまでは毎回模試の得点が80点前後です。

(高校生の模試の英語は200点満点ですよ。)

文法は、けっこうできているのに、

長文はいつもほとんど全滅でした。

理由は簡単、

単語・熟語をめんどくさがって

全く勉強していなかったからです。


そこで夏休みから強制的に「システム英単語」という

駿台文庫の単語帳を使って、毎日50個ずつ覚えさせました。

当然、1日50個覚えるのは至難の業なので、

1日目(月曜日)・・・1~50暗記

2日目(火曜日)・・・1~50のテスト+51~100暗記

3日目(水曜日)・・・1~100テスト+101~150暗記

4日目(木曜日)・・・1~150テスト+151~200暗記

5日目(金曜日)・・・51~200テスト+201~250暗記

6日目(土曜日)・・・100~250テスト+251~300暗記
 :
日曜日に、1~300をテスト

というように、必ず同じ範囲を3日連続テストし、

日曜日に、これまでのものすべてをもう一度テストする、

という作業を繰り返しました。

ひととおり、センター試験に必要な3000個の単語を

覚え終わったのが10月中旬です。

10月中旬の「河合塾の全統マーク模試」の英語は、

165点でした。


応用問題(長文問題)を解くための、

部品である「単語・熟語・文法」が、

やっとそろい始めたのです。

このあと、センター試験の過去問をやらせているのですが、

彼女の英語の点数は、常に180点前後です。

今となっては、彼女が最も安心・安定して

得点できる科目が英語となっています。


ほかの科目でも仕組みは同じです。

ひととおり、部品がそろい始めた時をきっかけに、

点数・偏差値は急激に伸びてきます。

問題は、

・いつ、その時期が来るのか?

 →1日の学習時間、基礎基本の繰り返し回数が

  多ければ多いほど、早くその時期を迎えます。

・それまで我慢できるか?

 →悲しいことに、多くの受験生は、我慢できずに、

  志望校を下げる

   →安心したせいか、なぜか学習時間も減らす・・


という2点です。


大人になって、社会に出れば、

「努力がいつでも報われるとは限らない」

という現実に直面しますが、

(しかし、成功者と言われる人は、例外なく努力してますからね)

勉強に関しては、努力は必ず報われます。


まだまだ時間は十分あります。

現在、点数・偏差値が伸び悩んでいる方、

もう一度、基礎基本(部品)を総チェックしても

いいのではないでしょうか。

入試過去問について【再掲】

いよいよ栃木県では、

公立高校入試まであと84日です。

最近急に寒くなったため、(栃木県では・・・)

風邪で欠席する生徒が目立っています。

あなたは大丈夫ですか?

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   今日のテーマは「過去問」です。
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今月に入って、生徒から

「せんせー、そろそろ県立の過去問やったほうがいいですかぁ・・?」

「過去問買いました!いつから始めればいいですか?」

などの質問を受けます。


私は必ず、こう答えます。

(あくまでも私自身の考えですが・・・・)

「まだ早い!」

「冬休み開けてからでいいから、今は手をつけるな!」


うちの生徒はこれで、「はい、わっかりました-!」と、

何の疑問もなく、従ってくれるのですが、

わたしがどういう人間か分からないあなただったら、

「なんで?」

と思いますよね。


それは、(あくまで私自身の考えです。くれぐれも・・・)

「過去問」という問題集の特殊性にあります。



よく考えて下さい。

【過去問】って、なんでみんなやるんでしょう・・・・?

高校入試だけでなく、大学入試も、英検も、漢検も、

○○試験とつくものには必ず「過去問」が存在し、

だれもが、まるで集団催眠術にかかったように買いますよね・・・。


あるいみ、「過去問」って・・・・・・・・・・・・・

「絶対に同じ問題がでない問題集」

(ちょっと言い過ぎですかね・・・・)

ですよね。


なんでみんな必死にやるのでしょう・・・・。

なんで学校の先生、塾・予備校の先生は

「過去問をやりなさい!」って言うのでしょうか?


もしあなたが、すでに過去問を買っているのであれば、

なぜあなたはそれを購入したのですか?

なぜあなたは、それをやるのですか?


人それぞれに、理由、意味、使い道があると思います。

私はそれを否定しません。むしろ肯定します。

しっかりとした目的があり、過去問に取り組むのであれば、

それがどんな理由であれ、必ず目的の達成に近づくはずだからです。


ただ、

「みんながやってるから・・・」

「先生に、やれって言われたから・・・」

「親が買ってきたから・・・」

という理由でやるのであれば、

その辺の「入試問題集」をやった方がよほど効果的です。

過去問よりは同じような問題が出る可能性がありますから・・・・。



さて、前置きが長くなりましたが、

私が「過去問」を生徒にやらせる理由、

「過去問」を入試の5週~6週間前からやらせる理由ですが、


「【過去問】は、試合直前の練習試合である」



という位置づけをしているからです。

(あくまで私自身の方針です。くれぐれも・・・・)


私は、中学・高校と剣道部に所属していました。

そして、地区大会・県大会・関東大会などの前には必ず練習試合がありました。


練習試合の最中は必ず顧問の先生がビデオを撮って、

試合終了後に部員全員でそれを見ながら、研究をしていた記憶があります。

「この時は、こうするべきだった」

「この選手は、ここが強いから要注意だ!」

      :

などの反省点を見つけて、翌日からの練習に活かしていったのです。

あなたもそうではないですか・・?


入試の過去問も同じような使い方をすべきだと思います。


誰もがご存じの通り、

あなたが受験する県の入試過去問は、

「同じ問題が出題される確率が最も低い」問題集です。


したがって、

似たような問題が出題されることを期待して取り組む方はいないと思います。


しかし、

「出題形式」(大問の数)は、ほとんど同じです。

だから直前の練習にはちょうど良いのです。


逆に、

基礎基本がしっかりと身についていない状態で、

(ましてや、出題範囲である中3の最後までの内容を学習し終えていない状態で・・・・)

公立入試の過去問をやるのは非常にもったいないことだと思います。


せっかくやるのだから、

本番と同じ状況で、本番と同じ気持ちで取り組めたら最高ですよね。


過去問をやっていて、

「あっ、まだこれ学校で習ってないぞ・・」

っていうのはちょっともったいないですね。


また、国語以外は、

多くの単元の「複合問題」といって、

いろいろな単元の要素が入っている問題があります。


たとえば「三平方の定理を習っていない」状態だと

2次関数の応用問題や、理科の地震の問題にも影響したりします。

ですから、できるだけ年内に手をつけるのは避けたいものです。

(もちろん、中高一貫等でもう中3の範囲が終わっている場合は別ですよ)



入試過去問は、あなたの都道府県の入試問題作成チームの方々が

中学3年間の学習内容の理解度をバランスよく確認できるように作ったものです。

当然、作成後も、2重3重のチェックを行い、

難易度や、問題の量などについて

相当な時間を費やして仕上げたものですので、

あるいみ、

かなり確実にあなたの完成度をチェックできる問題集だと思います。


せっかく、このような問題が5教科×5年分もあるのだから、

あなたの学力の完成度を正確にチェックするために

過去問を使って欲しいのです。


だから、実施時期は入試直前の5週間~6週間前。

1週間をフルに使って1年分の過去問を解き、

その結果を自分で分析して、

まだ未完成な部分、忘れている部分を確実に埋めていく・・・。

これが私の考えている過去問の利用法です。


あっ、もちろん県立入試も過去問の話ですよ。


栃木県も、年が明けたらすぐに私立入試がありますから、

私立入試の過去問は、今ぐらいから冬休みにかけてひととおりやらせます。

これもやり方は同じで、

1年分をやって、自己採点を行い、

・間違えた単元

・答えられなかった単元

を明確にして、

1週間かけてその部分をよーく復習or勉強し直し

してから、次の1年分をやらせています。


そうすることによって、

確実に過去問をやるたびに点数が上がってきます。

できないところを見つけて、

できるようにしているのだから、あたりまえですよね。


過去問は120%有効に使いましょうね。