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進路決定の保護者面談

栃木県では、12月7日に実施した県内最大の業者模試である、

「下野模試」の結果が返ってきました。

冬期講習期間中ですが、県立高校の受験校を決定する

最後の面談を実施中です。

睡眠時間が日に日に減ってきていて、

さすがにタフな私もきつくなってきました・・・。


私もこの業界に入ってすでに20年以上がたち、

この時期の「受験校決定面談」も、すでに20回以上経験していますが、

やはり緊張します。


なんといっても、このわずか1時間前後で

お子さんの将来にとって

重要な決断を下さなければいけないのですから・・・。



過去の2回の下野模試の結果と、

今回の結果、

そして、これまでの卒業生のデータを分析して

A「この数字であれば、GOサインが出せます!」

B「現状の成績では、五分五分です・・・。

 どっちに転ぶかは正直わかりません。

 最悪の状況も考えておく必要があります。」

C「残念ですが、過去にこの成績で合格した人はいません!」

このようなかんじで保護者の方に伝えています。


たしかに、合格ラインから偏差値が5以上,下回っていても、

残り2ヶ月で奇跡的な大逆転合格をした先輩もいました。


しかし、その子はこつこつと積み上げたものがあっての

ラストスパートだったので、

これまでの積み重ねが足りない場合には、

「死ぬ気で頑張れば、奇跡が起こるかも・・・」

なんていう無責任なアドバイスは出来ません。


結局、受験勉強というのは努力の積み重ねだと思います。

周りの友達が遊んでいるときに、頑張って勉強してきた子と、

周りの子達が頑張っているときに、ゲームやテレビを見ていた子

では、最終的に伸びが違うのは当たり前なんです。


私の教室は部活が終了した夏休みからの募集+開講なので、

生徒のほとんどは「いままでまともに勉強したことがない」

という子ばかりです。


それが夏休みから急激に毎日10時間「合格必勝パック」をこなしているので

8月~9月~10月は、おもしろいように成績が上がります。

偏差値+10も珍しくはありません。

ただ、・・・・

問題はそこからなんです。


この短期間で詰め込んだ基礎基本を、

いかに繰り返して定着させるか、

いかに、応用問題で【部品】として使えるようになるまで

脳に浸透させるか・・・・・。


残念ながら、数名の子は、

成績が上がったことに満足してしまい、

それだけならまだしも、

「僕はやればできるんだ!」

と自信を持ってくれるのはいいんですが、

「どうせやればできるんだから、

 ちょっとくらいゲームやってもいいだろう・・・」

と、「自信」が「過信」になってしまうんです。

そこで伸びが止まってしまった子が数名いるんです。


また、今回の保護者面談で数名のお母さんに

ハッキリ言わせていただいたことがあります。


「親としての責任を放棄しないで!」

です。


最近、非常に多いのが

「本人がどうしても○○高校を受けたいと言っているんで、

 とりあえず(偏差値が届いてなくても)受験させます。」

「落ちたら私立に行かせますんで・・・」

「本人もそれで納得しています・・・。」


受験って、そういうものでしょうか・・・?


少なくともこの親子には、

「何が何でも合格する!」

という意識は感じられませんでした。

当然生徒も、

「落ちたら私立に行けばいい」という

親公認の任意保険を手に入れているので

ここ一番での踏ん張りがききません。


そもそも

「どうしても○○高校に行きたい」

というのが

「どうしてもディズニーランドに行きたい」

と、同じような感覚に感じられました。



ゆとり教育に変わってから、

この手のパターンが多くなったという実感があります。

同業者の皆さんはどう感じておられますか?



ちなみに、

今回の下野模試で偏差値を6上げた生徒がいました。

この子は、

7月(偏差値45)→8月(偏差値49)

→10月(偏差値52)→12月(偏差値58)

と、5ヶ月で偏差値を13も上げています。

しかも一度も下がることなく・・・・・。


この子のお母さんは、

毎回面談のたびに、

「うちは家計が厳しいので、

 絶対に私立には行かせられないんです。」

「なんとか宇都宮△△高校に受からせてください!」

と、言い続けている方でした。

ちなみにこの子は10月の段階で宇都宮△△高校の

合格安全圏に到達し、今回はワンランク上の高校でも

安全圏となっていました。

それでも△△高校を受験するようですが・・・・。


正直言って彼は、少しやんちゃな子で、

態度もよくはないのですが、

「塾に通わせてもらっていることを母親に感謝している」

「なんとか母親のために県立高校に入ろうとしている」

ということが、手に取るようにわかります。

他の子の前ではふざけていますが、

しっかりとやることだけはやっています。

なにげに、必勝パックの反復回数は私の教室で彼が1番多いのです。


そして、親に任意保険をもらった生徒は、

例外なく反復回数が少ないんです。


受験勉強が苦しいのは当たり前、

生まれて初めて自分の力で自分の未来を切り開く試練なんだから・・・。


やりたいことを我慢する、

つらいことに耐える、

時間の使い方を考える、

物事の優先順位を考えて行動する、

不安やプレッシャーと闘う、

孤独を味わう、

自分の限界を超える、

自分の力が無限であるということを理解する、

   :

これらのことを身に付けるための試練が「受験」だと思います。

真剣に受験と向き合って、本気で受験勉強に取り組んだ子は、

例外なく人間的にも大きく成長しています。

同時に、一緒に闘った親も成長しています。


無理をさせず、

我慢もほどほどに・・・、

不安やプレッシャーはできる限り与えないように気を遣い、

孤独にならないように気配りされ、

自分の限界すら知らないうちに

受験を終了してしまった受験生は、

どれだけのものが残ったのでしょうか?

彼らにとって、「受験」とは、

単なるつらかった思い出なのでしょうか・・・・


私の20年以上の経験から、

「受験」とは、単に高校に合格するためだけの試験

ではないように思います。


受験勉強によって

本当に急激に成長した生徒を何人も見てきています。

もちろん、学力だけでなく、人間としても

すっかり大人になった・・・・、という感じです。

受験は、お子さんを一回りも二回りも成長させる数少ない機会です。

そして子供の能力に限界はありません。

多くの場合、親が勝手にブレーキを踏んでいるだけです。

ぜひ、この機会にお子さんの成長を

厳しく暖かく見守っていただきたいと思いました。
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